コラム:コンフォートゾーンから一歩踏み出すこと+α

 

以前、成長のためにコンフォートゾーンから一歩踏み出すことについて、部下がこれを実践するには上司のサポートが不可欠ですということで「コラム:部下とコンフォートゾーンから踏み出す」を書きました。ただ、当然ながら、一歩を踏み出す当事者自身にも「自ら踏み出す」意識と行動が必要なことは言うまでもありません。

成長への一歩以前のコラムでも書いたように出来る事の範囲内でばかり仕事をしていても大きな成長は手にできませんが、実際には日々の仕事に追われたりでなかなかその余裕やタイミングがないという面もあると思います。しかしながら、働き続ける以上、ゆとりが充分にとれるような働き方ができる機会というのはなかなか訪れないのです。特に20~30代のうちは覚えることも求められることも多いのでゆとりある働き方を継続的に実現するのは難しいでしょう。つまり、忙しさなどを理由に踏み出すことを躊躇していてはなかなか次へは進めないので、少しづつでもいいからコンフォートゾーンから踏み出すような行動を若いうちに日頃から実践しておくことが大事になってきます。このコンフォートゾーン一歩踏み出すという行動は、若いうちに習慣づけておかないと歳を重ねてくるにつれどんどん重たくて踏み出せなくなっていくので、とにかく若いうちから日常にしておくことをオススメします。

コンフォートゾーンから一歩踏み出した仕事とはどんなものが良いか?がピンと来ない人は、周りにいる自分よりも1ランク上の人がやっている仕事や、自分が苦手で先送りにしてきたことに取り組むのがわかりやすくていいでしょうね。そして、その時には是非、取り組む前に上司に一言話しをしておくと良いでしょうい。理由は、それが今の自分にとって一番良い取り組みか上司の意見を聞いておいたほうが良いからです。せっかく新しい一歩を踏み出して取り組んでも、それが期待されている方向性や優先度が高いと思われているものとずれていたら、それは勿体無い話です。一番良いのは、自分が先々に求められることにつながっていくことの中でコンフォートゾーンから一歩踏み出した取り組みを実践し、それが適正な成長に反映されていくことですから。

部下がコンフォートゾーンから踏み出せない理由
1-上司が部下にコンフォートゾーンから踏み出すことを求めていない
2-上司のフォローが不足している
3-挑戦に伴う失敗も許容されないと部下が感じている