With the Client:三乗工業株式会社 真田常務[前編]

営業力強化、人材育成、口コミ、評価、お客様の声

お客様の声をお届けするインタビュー【With the Client】今回は、提案営業・ソリューション営業力強化コンサルティングで弊社をご利用中の三乗工業株式会社 真田常務にお話を伺わせて頂きました。

三乗工業様(HPはコチラ)は【リサイクル×防音技術で快適空間を創造する】を掲げ、品質要求の厳しい自動車業界において、数々の実績に裏付けられた高い技術力と信頼を積上げ続けることで、60年という長きにわたり業界を支えていらっしゃいます。


当たり前が徹底される社風

三乗工業様は、三菱自動車工業様を主力に幅広い自動車メーカー様とお取引されているということで、業界の変わらぬ活況の中、御社も非常にお忙しくされておられますね。

そうですね、来期の売上伸びも15~20%はいけそうだなと経営層では話をしていますが、営業が非常に頑張ってくれていまして、当初我々が考えていたラインは既に積みあがってきているので、さらにその先を目指そうという状態です。高い目標になりそうですが、会社として達成感の無い高すぎる目標設定には意味がないという考えなので、今のうちの営業なら少し背伸びをして頑張ってくれれば十分やってくれそうだという期待と信頼あっての目標です。

15~20%のさらにその上ですか!それは凄いですね。社長をはじめとする経営層の皆さんからの、営業に対する信頼、期待はかなり高そうですね。

それは間違いないですね。うちの営業は元々聞き取る力をかなり持っていますし、何よりもお客様に非常に可愛がって頂いています。「●●君が来てくれているんだから」ということで様々な相談や情報を頂ける良い人間関係を築けているので、それがまた次の新しい仕事に繋がるというサイクルになっています。

なるほど!そういう観点からいくと、私が御社に初めて伺った時から今も変わらず感じていることがあるんです。それは。皆さんの挨拶がとても丁寧で気持ちよくて、何よりもそれが全員で徹底されているということです。もちろん、挨拶というのは当たり前のことでどこもやってはおられますが、御社は突き抜けて気持ちが良いという印象です。事務所に足を踏み入れた時や講義の初まり終わりなど、しっかりと皆さんでご挨拶して頂けますしね。社是でも「礼節」は一番に掲げられていますよね。これ、基本的な事ではありますけど、あれだけ社内徹底されていると、先ほど真田常務のおっしゃった「お客様からの信頼獲得、可愛がって頂けること」にもかなり関係している思います。

うちは「人として、社会人として」ということを社長が凄く大事にしています。礼節ということで挨拶に限らず、例えば「ポケットに手を入れて歩くこともしないように」という社員教育をしています。これは仕事中であろうが、仕事帰りの道すがらであってもです。

仕事帰りであってもですか?!凄い徹底度ですね。

そうですね。うちでも朝はラジオ体操があって、みんなが出勤してくる時間帯に私も早めに外に出ていることがありますが、これだけ寒い時期であっても誰一人としてポケットに手を入れて出勤してくることは無いですね。些細なことかもしれませんが、そういうことからも社員全員が徹底できていれば、やはりお客様の目に留まった時に「三乗さんは、ちょっと他とは違うね」と思っていただけるはずです。これは、社長の「我々は何事にも誠実に真面目に取り組んでいくという」強い想いが皆に伝わっているからこその1つの表れだと想います。

満面の笑顔の下には毎年変わるスローガン。細部への徹底したこだわりが顧客の信頼獲得に。

会社の方針を社員が徹底実践するという意味では、うちでは、毎年その年の「スローガン」が出していまして、今年は「私がやります。三乗がやります」です。とにかく、まずは信頼してご相談くださいと。まずは「私」がちゃんとやります。そして、その後ろに「三乗」が来るのは会社がちゃんとバックアップしていますという意味を込めています。このスローガンは、全社員の名刺に入っていまして、既存のお客様に対しても、今年のスローガンはコレですと、毎年手渡しして伝えさせて頂くんです。

社是が徹底実践される風土の秘訣

いやー、素晴らしいですね!これは思いがけずとても良い話を伺えているので、もう少しこの話題を続けさせてください。経営層や上司が決めたことを社内や組織で「徹底」させるということには中小企業を始め、多くの組織が苦労されていることですが、御社が100名を超える組織でありながらこれだけ意志徹底が共有実践されている秘訣というのは何なのでしょうか?きっと、そこを知りたいと想う経営者は多いと思うんですよ。

まずは何よりも社長が自ら示すということですね。うちの社長はいつ何をするも100%の人で、周りで観ているほうが少し心配になるくらいの全力なんです。でも、いつもそういう姿を見せているので、周りとしては社長がそこまでやっている以上、やらないわけにはいかないですよね。

まさに、率先垂範、背中で見せるということですね。そして、確かに社長様はいつお逢いしてもとてもエネルギシュです!

そうです。そして、もちろん私たち幹部もまずは自分達がそんな社長と同じように取り組むことを心掛けているわけです。「全社員が完璧な一枚岩で同じ温度感です!」というには、まだ余地はありますが、それでも一般的な企業での実情に比べると、高い水準で社員全員が同じ方向に向いて動いてくれていると感じています。

私もキーエンス時代はいろいろな工場などに伺ってましたけど、事務所に入ったときの社員の方の挨拶が気持ち良い会社さんって凄く印象も良いし、意外と会社に帰ってからもお互いにそういう体験て共有するんですよね。「今日の会社さん、凄い気持ち良い対応してもらったよ」と。こういうことが、個人ではなく組織全体で体現できているというのは、きっとお取引先からの会社への信頼度向上に貢献しているはずですよね。

これもいつも社長が言うのですが、私たちの業界で同業他社は自動車メーカー様の系列も多くて、その規模はうちと比べても断然大きいわけです。資本金は数億、従業員規模も数千人を超えてくるレベルで、我々100人強の規模の会社が、そういう大きなところと同じことをしていても資金的にも人員数も勝てるわけがないですよね。それでも勝ち残っていくために活かせる「三乗工業らしさ」って何があるか?そうなると、お客様に対して真摯であること、真面目であること、スピーディであること。こういうことをどれだけ愚直にやっていけるか?どれだけフットワーク軽く動いていけるか?が最大の武器だと思っていますので、それを体現していくためにも、会社の方針に添って社員全員が同じ方向を向いて動けていることは大事なわけです。それをずっと積み重ねてきた結果が、先ほどの話にあったようにお客様に可愛がっていただける関係で仕事をさせて頂けていることに繋がっていると思います。 今の営業担当もその三乗工業の歴史の流れのうえで、凄く頑張ってくれているので本当にお客さんに可愛がってもらって、大きな信頼を寄せて頂いていると感じています。その証拠に、様々な案件があれば、コスト面で厳しすぎて不成立なケースもないとは言いませんが、相談いただいた案件の受注成約率は非常に高い水準にあると思います。

今のお話にある部分というのは、営業力強化コンサルティングとして皆さんと関わらせて頂いている中でも節々で感じますね。


前々から注目していたのが、三乗工業様では社是を全員で実行実践することが「徹底」されているという社風でした。思いがけずインタビュではその話にもふれることができたのですが、伺えたその秘訣は「社長と役員幹部による率先垂範」でした。言葉だけで読むとごく当たり前のことに受け止められると想います。しかし、これを本当に徹底できているか?上層部の一方通行な想いだけにならず、社員が共感し行動に反映できる状態が「維持」されているか?となると、シンプルだからこそ難しいこともまた皆さんはご存知かと思います。三乗工業株様が、競争の激しい自動車業界で長年の実績を積上げ続け、顧客からの厚い信頼を得られている理由の一端を垣間見れた気がします。さて、後編では営業力強化についてへとインタビューは続き、弊社オリジナルの営業力強化コンテンツ【GMロールプレイング】(詳細はコチラ)をご利用いただいての具体的な手応えなどにお答えいただいております。後編も是非お楽しみください!

【With the Client】三乗工業株式会社 真田常務[後編]はコチラ!

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