コラム:いくらでもアイデアを出す方法
アイデアを考えるというときに
A「なかなか、いいアイデアが出ないんですよ」
B「アイデアは、いくらでも出ます」
という2つのタイプ考えてみると、私の周りを見渡しても、この「アイデア出し」が苦手な人は最近多いなぁと感じます。どんな人でも全くアイデアが出ないという風にも思わないのですが、苦手だという人は思考の初期段階でかなり「あれはダメ」「これはダメ」と自ら思考に制限をかけている人も少なくないですね。あとは、何でもネットで調べられたり、簡単に1つの答えが手に入るマニュアルの類も氾濫していて、「自分で考える」という機会が減少しているのも原因の一つなのでしょう。
しかし、それでも自分で考えられるのであればアイデアを出したいと言う人は少なくありません。私は、比較的アイデアを持っている人間だと言われるほうです。自分ではそこまでアイデア豊富だは思いませんが、それでも何が「苦手と言う人と違うか?」と考えてみると、何かを考えるときに意識しているのは、
・目的を定義付けする(何の為に考えるんだっけ。。。。)
⇒ここがしっかりと正確かつシンプルに定まれば
少々変化球のアイデアを出しても目的がぶれることはありません
そこを担保するから思い切った方向に思考をふれるとも言えます。
・どうなったら、もしくはどんなものがあれば面白いか
・ルール・制限が全くないと仮定したらどんなアイデアが出せるか
・通常の真逆から考えるとどんな切り口になるか
・最大限ラクになるにはどうすればよいか
・現状にありえるアイデアの延長では考えない
・他のシチュエーションで似たような事柄があれば、どんなやり方をとっているか
・従来手法はなんでうまくいってないのだろう?
こんな事です。こうやって並べてみると大したポイントでもないかもしれませんが、アイデア出しが苦手な人は、案外この辺をやっていない、もしくは曖昧にしていることが多いなとも思います。
私の好きな映画監督 黒澤明の名言に【想像の源は、記憶である】というのがありますが、何気ない記憶の片隅にあったものが、閃きのスイッチになったりします。そういう意味では、日頃から何にでも興味を持って接しているかも大事ですね。
最後は、「考える」ことを、億劫に思わず楽しめるか?これです。