日経トップリーダーにコメント協力いたしました。
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日経トップリーダー
【調査 社長の実像:若手社員の定着率】
定着率10割の企業が約70%
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の記事にコメント協力させて頂きました。
社員数10人以上300人未満規模の企業を経営する社長、会長を対象としたインターネットアンケート(市場調査会社アイオイクス調べ:回答数200)の結果で、直近3年における新卒社員の定着率100%、つまり誰も辞めていないという回答が全体の70%を占めていたそうです。ちまたでは未だに「3年3割」というキーワードが活きている状況で考えると、私もちょっと驚いた結果ではありますが、多くの企業が若い人材の定着に注力するようになっている事実を踏まえると、一定の成果を得られている企業がこういった中小企業にもみられるようになっているということの1つの結果だと思います。
ただ、記事内でもコメントさせて頂きましたが、「若手の定着」が目的化してしまい、若い人材をお客様扱いしているケースもあるのではないかという懸念も考えられます。大事なのは無難に取り敢えずは退職しないで残ってくれることではなく、せっかく迎え入れた人材が定着したうえで、勤続年数に見合うレベルアップも達成している状態をいかに目指していくかです。現在、弊社でも「全社にたった2人しかいない若い人材が定着し、会社と本人どちらにとっても良い成長できるように育てていきたい」というご相談を受けてコンサル支援させて頂いている地方のクライント様がいますし、これからは本気で人材育成に手間と時間、そしてコスト(社内外の人的コストも含め)を掛けられるかが企業生き残りの1つの要因になってくるはずです。