コラム:どこで働くか、誰と働くか-2
コラム:どこで働くか、誰と働くか-1で解説させてもらった内容を踏まえて、少し皆さんに考えてみて欲しいことがあります。
自分の今の職場環境を振り返って
- 自分は今後も(積極的に)ここで働き続けたいか
- 友人にもここで働くことを勧められるか
- 就職をやり直せるとして今の組織は選択肢しとして有か
- ここに一緒に働きたい人がいるか
- 尊敬できる目標にできる人がここにいるか
という質問に管理職自身や部下はポジティブな回答を出せますか?
先に人材が定着し長く働きたくなる環境を整える上で、「どこで働くか、誰と働くか」を実現が大事な要素となるとお伝えしてますが、上記の質問に対して、上司自身や部下のどちらかがポジティブな回答を出せないのであれば、人材が定着し長く働きたくなる環境として不足がある、改善余地があると考えられます。
まずは個人がそれぞれの立場で、そしてその先には組織全員で
- 自分は今後も(積極的に)ここで働き続けたいか
- 友人にもここで働くことを勧められるか
- 仮に就職活動をやり直せるとしても今の会社は選択肢になるか
- 自分にとって一緒に働きたい人がいるか
- 尊敬できる、目標にできる人がいるか
について、
- どうすればポジティブな回答を導き出せるのか?
- 何が不足しているから、今は充分ポジティブな状態にならないのか?
を考えてみてください。「どこで働くか、誰と働くか」が満たされる条件は人それぞれでもあります。個人がそれぞれの思い描く理想の状態を持つことはスタートとしては大事なのですが、それをみんなバラバラに目指しても組織としてはまとまりません。関係する人たちの最大公約数を導き出し、それを組織のカ風土・カラーにする。そして、そこの軸となる方向付けはやはり組織を預かる管理職の人が握るのが理想です。管理職が自分の理想とする状態について部下の理解を獲得することで軸を決め、そこに部下たちの想い、希望を組み合わせながら所属する人全員がその組織に誇りを持って、そこで長く働きたいと想える組織へと育てていければ、その先には人材が定着し長く働きたくなる組織への道が見えるはずです。
最後に、コラム:若手の職場定着-2の最後に書いていた、若い人達が安易に「合わなければ転職すれば良い」と考えすぎるリスクについては、次のコラムにてお伝えします。
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